平屋の暮らしメリットvol.1 間取り編

平屋の最大のメリットは、生活の中心を同じフロアにまとめられること。リビング・ダイニング、キッチン、洗面・トイレ、そして寝室まで1階に集まっているので生活動線がコンパクトになります。毎日の階段の昇り降り、家事をしていると結構こたえるものです。その苦労から解放されると、平屋ならではの生活のほうかはるかに快適に感じることでしょう。

動線がコンパクトになるので、廊下の必要性も低くなります。そのため、床面積を効率よく使えるので、コストパフォーマンスをその分高くできます。また、毎日の生活のことを考えると、掃除やメンテナンスの場所も少なくなるので一石二鳥ですね。

例えばリビングにつながるお部屋がある平屋の間取りを考えてみます。子育て時代には、お部屋の壁は設けずにプレイルームとして活用。リビングから目が行き届く範囲で子ども遊ばせられますね。子どもが大きくなったら、壁を設けて子供部屋に。リビングとつながってるから家族との団欒の時間も減りません。さらに独立した後は、ご夫婦の趣味の部屋へ。ワンフロアにまとまっている平屋だからこそ、どのライフステージでも“暮らし”を中心にし柔軟な間取りが組めるんです。

お父さんの憧れとして人気が高い間取りのポイントは、やはりガレージ。好きな車・バイク・自転車を大事に保管しながら、すぐに触れる場所があるというのはとても堪らないですよね。「平屋でガレージ？」と思われる方もいらっしゃいますが、実は動線がコンパクトにまとまっている平屋はメリットだらけ。趣味の部屋にすぐに行けて、そして駐車場としても便利。意外とオールインワンにするメリットは大きいのです。

こちらも憧れのご要望としてよく伺う、中庭付きの注文住宅。中庭でBBQやガーデニングなどができれば、お休みの日の楽しみが広がります。平屋であれば、リビングからも寝室からも中庭にアクセスできるような間取りが可能。お気に入りの風景がどこからでも眺められるのは、平屋の大きなメリットですね。

土間付きの平屋もいま人気のスタイルです。ペットのためのスペースにしたり、趣味のスペースにしたりと活用のしかたはアイデア次第。平屋の土間は、暮らしの延長として使いやすいですよね。お部屋の一部を土間にすることもできるので、暮らしの幅もきっと広がるはずです。

いかがでしたでしょうか。今回は平屋の間取りを検討する際のポイントをご紹介してきました。注文住宅の肝はやはり間取り・プランニングの自由さ。様々な事例を参考にしながら、メリット・デメリットを理解した上で楽しい住宅設計をしていきましょう。