お洒落でレトロなミッドセンチュリーの注文住宅デザインポイント vol.1

ミッドセンチュリーデザインとは、アメリカで１９４０〜１９６０年頃に生まれたデザインスタイルです。この頃日本は昭和時代の真っ只中。経済が成長せしていく中で流行していったデザインのスタイルは、今も色褪せず人気があります。

プラスチック素材や合板などこれまでの自然素材のみのインテリアから、新しい素材への挑戦が始まったデザインスタイルとも言われています。数十年前のデザインではありますが、古臭くなく、むしろレトロでモダン。そんなところが若い世代にも人気のポイントになっているところでしょう。

では、そんなスタイルを現代の住宅に取り入れるさい、どんな時に気をつけていけばいいのでしょうか。今回は、古きよき昭和のミッドセンチュリーデザインを注文住宅に取り入れる時に、気をつけておきたいポイント、おすすめのデザインポイントなどについて紹介していきたいと思います。

室内ドアも室外ドアも、そのお家の顔となる部分ですのでお部屋の印象や外観の印象を左右するとても重要なデザインパーツです。ミッドセンチュリーなお家を現代に取り入れるのであれば、ドアとドアノブにもぜひこだわりましょう。 シンプルなドアはどんなデザインスタイルにもぴったりあいますが、一見無機質に見えてしまいます。

しかし、ドアノブにこだわることで雰囲気がグッと変わりますよ。 シンプルなドアとシンプルなドアノブ。余計な装飾を拝したこのバランスが、レトロなのにモダン、そんな印象を与えてくれますね。

また、ドアノブの素材にもこだわってみましょう。ここで紹介するのは、金属素材のドアノブです。こういった異なる素材感のドアノブを組み合わせるだけでモダンさがさらにアップします。

金属製の素材は、使っていくうちに塗装が剥げたり傷がついたりと、経年変化を楽しめます。このような変化こそが、お家の中にレトロさを感じられるように演出するための設計ポイントです。 見た目だけでなく、使っていく中での変化も計算した設計をぜひしてみてください。

パケットフローリングという床材はご存知でしょうか？一般的ないわゆるフローリングとは異なり、寄木のタイルのようなデザインになった床材のことです。これを組み合わせて敷き詰めることで、レトロな雰囲気がとても高まった室内になります。ちょっと古いけど、それがモダン。そんなバランスを狙っていきたいですよね。

床だけをパケットフローリングにしてもいいですが、テーブルやキャビネット、壁紙など他のインテリアも含めて調和させていくことで、ミッドセンチュリーをの雰囲気を存分に味わえるレトロでお洒落な空間にまとまっていくと思います。ぜひ参考にしてみてください。

この記事では、ミッドセンチュリーをお家に取り入れるためのポイントとして、ドアと床材について紹介してきました。このほかにも紹介したいデザインポイントがたくさんありますので、他の記事でご紹介していきますね。これからも一緒にミッドセンチュリーの魅力を味わっていきましょう。