2018.11.26
間取りのプランニングポイント~音の配慮で快適に~
間取りを決めるとき、忘れてはならないのが「音」への配慮。人の生活音は実に多様で、思った以上に伝わりやすいものです。今回は、特に注意したい生活音の種類やその対策についてご紹介します。
生活音の種類とは
生活音の種類は多種多様ですが、住まいづくりにおいての対策は見落としがちになっていませんか。人の話し声や足音、テレビや家電からの音など、生活する中で生まれる音は意外に気になるものです。
例えば、通常の会話音は60~70dB、小さな子どもが部屋を走り回る足音は約55dB?66dBくらいだと言われています。また、オーディオから出る重低音や、冷蔵庫や洗濯機などのモーター音も気になる生活音です。騒音として感じられる音は80dB以上ですが、それ以下でも音の種類によっては耳障りになります。間取りをプランニングする際には、これらの音が気にならない、配置や対策を考えたいものです。
トイレの配置に注意
生活音のなかでも、特に気になるのがトイレの使用音です。例えば、リビングやダイニング、玄関など人が集まる部屋の近くにトイレがあると使う人も家族も気になってしまいます。特に、来客がある時にはトイレの使用を控えたくなってしまうかもしれません。
そうならないためにも、トイレを配置する際には人の集まるスペースの間に廊下をはさむなど、程よい距離で設置することをおすすめします。
2階建て以上の家は階下への音に配慮を
小さなお子さんがいるご家庭で、特に注意したいのが床の上で走り回る、飛び跳ねる、テーブルや椅子からジャンプしたときの音。2階以上の住まいなら、階下への音の影響を考えて、子ども部屋の下を客室にしないなど音に配慮した間取りを考えましょう。
また、音楽を楽しむ部屋や人が多く集まる部屋の下は音が響きやすいため、1階の天井部分に防音効果の高い断熱材を使うなど対策が必要です。さらに2階の床にも、クッション材や防音カーペットを取り入れるのもおすすめ。建物レベルでの対策だけでなく、ゆっくり歩く、スリッパを履く、オーディオの音量は控えめにする習慣をつけるなど小さな気遣いが生活音の軽減に繋がります。
まとめ:
生活動線に配慮した間取りは理想的ですが、さらに生活音対策もできた間取りであれば、ストレスフリーでより暮らしやすくなります。ぜひ、見落としがちな音対策にも注目して、間取りをプランニングしてください。
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エフリッジホーム 編集部
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