2020.04.20
お洒落でレトロなミッドセンチュリーの注文住宅デザインポイント vol.2
あなたは、ミッドセンチュリーモダンをご存知ですか?ミッドセンチュリーモダンとは、アメリカ発祥のデザイン運動で、1940年~60年代に家具や建築物が制作されました。
ミッドセンチュリーモダンはレトロでおしゃれな雰囲気があり、近年の多様化するライフスタイルや価値観の中でも、人気が高いテイストです。
そこで今回のこちらの記事では、そんなミッドセンチュリーモダンに関する設計ポイントについてご紹介してまいります。
ちょっとした工夫や、使う素材を変えるだけで、お家がミッドセンチュリーモダンに近づくことができるでしょう。
注文住宅を検討されている方、家をリノベーションしたいという方にもお使いいただけるアイデアばかりですので、ぜひ参考になさってみてください。
プリント合板を使った壁は一気にレトロな雰囲気にしてくれるアイテム
木目がプリントされた合板は、昔ながらのお家や喫茶店などの壁にも使われていました。懐かしい感じがするという方は、過去にどこかで見かけたことがあるのかもしれませんね。プリント合板は、上品なオトナの空間を出したいという時にも使える素材です。ポイント使いや素材の模様を活かした組み合わせにより、自由な表現が可能です。木目が細かで深い色味の合板を使えば、クラシックなホテルのような上品な雰囲気も作り出すことができます。ミッドセンチュリーモダンの大胆で斬新なデザイン家具と合わせて、色味や組み合わせを変えていきたいですね。
ミッドセンチュリーと他のデザインスタイルを組み合わせるのがお洒落
ボヘミアンデザインを取り入れたミッドセンチュリー
ボヘミアンデザインとは、民族的な柄やパターンを取り入れたデザインスタイル。自由でエキゾチックなデザインが魅力的なデザインですよね。このような個性的なデザインパターンを、ぜひミッドセンチュリーにも組み合わせてみてください。
無駄のないシンプルで素材の性質を理解した機能的なデザインの家は、空間自体はシンプルですが、ポイントに素材の表情を活かしたり、個性のある家具を置くとメリハリが出て空間全体にユニークさが生まれます。
しかし、ドアノブにこだわることで雰囲気がグッと変わりますよ。 シンプルなドアとシンプルなドアノブ。余計な装飾を拝したこのバランスが、レトロなのにモダン、そんな印象を与えてくれますね。
和風のテイストともマッチするミッドセンチュリー
和風スタイルもミッドセンチュリーモダンテイストと相性が良いと思います。
例えば、金属や木材といった素材の表情が強い空間に、和風な提灯照明をあわせることで、硬さと柔らかさがうまく溶け込んだ空間を作りことができます。
ぜひ個性的な家具や照明をインテリアに取り入れて見てみましょう。
造作家具をうまく使ってよりレトロでシックな雰囲気に
ウォルナット色を入れたワランベニア板を使う
下地材として使われるワランベニア板を、壁や造作家具などのインテリアに使ってみましょう。その時、色味が濃いめのウォルナットカラーをワランベニア板に使うと、シックで存在感のある仕上がりになってミッドセンチュリーのスタイルにマッチします。
ワランベニア板の木目の模様とウォルナットカラーの組み合わせは、無垢のフローリングとの組み合わせも違和感がありません。時間の経過と共に板の風合いが変化していきますので、ミッドセンチュリーらしいビンテージ感が表れ、上品で落ち着いた室内に仕上がります。
取っ手も金色を使うとよりかわいく仕上がります
目に見えるところは壁や家具など大きいところではありますが、細かい部材も雰囲気の合うものを使うと一段とおしゃれな見え方になります。例えば、木材に金属の部材を組み合わせてみるなど。ぬくもりが感じられる木材の木目と、無機質だけどどこか愛くるしい金属の組み合わせは相性がよく、全体的にとてもかわいい仕上がりになります。
アンティーク調がお好みの方は、ブラス(真鍮)の部材を使ってみるのもよいですね。使い続けることで経年変化が表れ、味わい深さも増していくでしょう。
素材やデザインスタイルを組み合わせてお洒落なミッドセンチュリーに
ミッドセンチュリーなお家は、リラックス感を感じられる空間づくりが重要。素材の良さを引き出した空間作りが、何より長く住んでいくと風合いも変化してきますので、そんな経年変化も楽しめる素材をつかってみることで愛着も年々湧いてきそうですね。ぜひご紹介したポイントを家づくりに活用してみてください。理想の家づくりのヒントになれば幸いです。
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